【開催レポート】広瀬川最狭窄部のなぞにせまる

12月17日(土)、都市デザインワークスさんとのコラボ企画、【広瀬川最狭窄部のなぞにせまる なぜ広瀬川はそこに流れるのか】を開催しました。

果たして真冬の川を歩く企画に興味を持って参加してくれる方がいるかという不安をよそに、熱い探求心を胸に秘めた7名の方が名乗りを上げてくださいました。

これまで広瀬川をくまなく歩いた中で発見した、広瀬川で唯一であろうトンネル区間でかつ最狭窄部を、地質のプロフェッショナル、東北大学自然史標本館の高嶋先生と一緒に歩きました。

広瀬川上流部と中流部の境界となる鳳鳴四十八滝を形成する特異な地形は、白沢カルデラのマグマが地上に出る通り道が固まった流紋岩で非常に固い地層です。そのため、川は河道を広く削ることが出来ず、流れをひたすら深く刻みます。今回確認したもっとも狭くなる場所ではその幅が1m未満で、一部トンネル区間になっている場所もあります。

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後半のレクチャーでは、広瀬川の中流部を形成する白沢カルデラの地形について高嶋先生のレクチャーを受け、カルデラ湖の湖底に堆積して形成された白沢層や、その火砕流堆積物が秋保石として利用されている秋保方面へ出かけました。

非常に内容の濃いフィールドワークで頭の整理が追いつかないので、今回はこのへんで。

広瀬川の特徴でもある中流域の多様性に関わる内容なので、少しずつ整理して理解を深めたいと思います。

2016-12-18 | Posted in 活動報告No Comments » 

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